豆乳

妊活で豆乳がおすすめの理由とは?正しい飲み方でより効果が期待できる飲み方とは?

豆乳は美容や健康への効果が高く、健康飲料としても根強い人気です。そんな豆乳ですが、妊活中にも積極的に飲んで大丈夫?と気になる人もいますよね。実は豆乳には、妊活に効果的な栄養素がたくさん含まれており、妊活中にもおすすめの飲み物です。しかし、飲み方次第で悪影響にも・・・。今回は、豆乳が妊活におすすめの理由や、正しい飲み方やその効果について、徹底解説していきます。

豆乳は女性の健康にかかせない飲み物

豆乳には、大豆イソフラボンが豊富に含まれています。大豆イソフラボンは、女性ホルモンの1つである、エストロゲンと似たような働きをします。エストロゲンは、加齢と共に減少するため、大豆イソフラボンを摂取してエストロゲンの不足を補うことで、様々なトラブルを予防することが期待できます。エストロゲンには様々な効果があり、女性にとっては必要不可欠なホルモンです。

例えば、以下のような働きがあります。

  • 美肌、美髪効果
  • 骨を丈夫にする
  • 自律神経の安定
  • 周期的に生理を起こす
  • 自律神経を整える

大豆イソフラボンでエストロゲンの働きを補うことで、更年期症状が見られにくかったという報告もあるそうです。

豆乳の妊活への効果

大豆イソフラボンは、女性の美や健康に欠かせない栄養素であることを紹介しました。豆乳を飲むことで、気軽に摂取することができる大豆イソフラボンですが、妊活においても大きな効果があります。ここでは、豆乳の妊活への効果について見ていきましょう。

(1)良い卵子を育てる

豆乳に含まれる大豆イソフラボンが、エストロゲンと似た働きをすることから、卵巣内の卵胞を発育・成熟を助けることが期待できます。そのため、特に低温期の間に豆乳を飲むことで、排卵に向けて良い卵子を育てることに繋がると言われています。また、大豆イソフラボンには高い抗酸化作用があり、卵子の酸化を防ぐことにも役立ちます。日々のストレスや食生活により、卵子も酸化して質が悪化していきます。そうなると、妊娠力が下がってしまうのです。男性の場合も、酸化により精子の運動率の低下や、DNAの損傷を引き起こされることが分かっており、これも妊娠を難しくする大きな問題です。もちろん、私たちの体にも、抗酸化作用のある酵素やホルモンが備わっていますが、年齢とともに量が少なくなっていくため、豆乳で補っていくことが大切と言えるでしょう。

 (2)子宮内膜を厚くして着床力を上げる

豆乳を飲むことで、子宮内膜を厚くして、着床力を上げる効果が期待できます。子宮内膜に厚さがないと、受精卵が着床しにくいため、妊娠率が下がる傾向があると言われています。妊娠に適した子宮環境を築くためにも、豆乳は効果的と言われているのです。

(3)タンパク質で妊娠体質になる

豆乳は、大豆イソフラボンの摂取だけでなく、低脂肪で良質なタンパク質を摂取することができます。私たちの体は、タンパク質を原料にして作られていますから、タンパク質不足では健康的な体はもちろん、新しい命を育てることも難しいのです。そのため、妊活中や妊娠中には、婦人科の先生からも「タンパク質をたくさん摂りましょう。」と言われます。豆乳から摂れるのは、植物性タンパク質です。妊娠体質になるためには、肉や卵から摂れる動物性タンパク質と植物性タンパク質を、バランスよく摂取することが大切です。

妊活中に豆乳を飲む際の注意点

ここまで、豆乳が妊活において非常に効果的であることを紹介してきました。しかし、豆乳の過剰摂取には注意が必要です。大豆イソフラボンをたくさん摂取しすぎると、体がエストロゲンの量が多すぎると勘違いして、ホルモンバランスが崩れることで生理不順や体調不良を起こし、妊活に悪影響を及ぼす恐れがあります。特に高温期は、エストロゲンの分泌量が減少するので、この時期に過剰摂取するとホルモンバランスが崩れやすく、排卵が遅れる可能性があります。そのため、摂取量を守って飲むようにしましょう。

おすすめの飲み方

妊活に効果的と言われる豆乳ですが、過剰摂取をすることで妊活に悪影響があることを紹介しました。ここでは、妊活に効果的な摂取量や、おすすめの飲み方について紹介します。

1日コップ1.5杯を目安にする

豆乳を飲むことで摂取できる大豆イソフラボンの摂取目安量は、70~75mg/日と言われており、豆乳に換算すると300ml程度です。コップ1杯を200mlとすると、1日に約1.5杯で良いことになります。ただし、納豆や豆腐などの食品にも大豆イソフラボンは含まれているので、大豆製品を多く食べる人は、豆乳を飲む量を調整して、摂取量の上限を超えないようにしましょう。

低温期に飲む

低温期に豆乳を適量飲むことで、卵胞の成熟や厚みのある子宮内膜などへの効果を期待できます。実は、低温期の栄養摂取や過ごし方が、妊活にはとても大切なのです。逆に高温期は、先ほども述べたように、エストロゲンが減少し排卵へとつながるので、ホルモンバランスが崩れることのないように、飲む量は控えめにすることをおすすめします。

温めてから飲む

実は、豆乳には体を冷やす作用があります。妊活には、体の冷えは大敵ですから、そのまま飲むのはおすすめできません。耐熱のマグカップに入れて、電子レンジで温めて飲んだり、豆乳と生姜でスープにして飲んだりすると、冷えを防ぎ、必要な栄養素を摂取することができるでしょう。

まとめ

豆乳には、妊活に良い効果がたくさんあることを紹介しました。

(1) 良い卵子を育てる
大豆イソフラボンには、卵子の成熟作用や抗酸化作用が期待できる。

(2) 子宮内膜を厚くして着床力を上げる
大豆イソフラボンには、子宮内膜を厚くする効果が期待でき、受精卵が着床しやすくなります。

(3) タンパク質で妊娠体質になる
豆乳から摂取できる植物性タンパク質は、妊娠しやすい身体づくりに大切です。

過剰摂取には注意して、妊娠しやすい身体づくりの1つとして、ぜひ豆乳を飲んでみてください。

秋野みんみ

秋野みんみ

元教員で1児の母。《転勤族でも働くことを諦めない》をモットーに、教育や健康に関する記事を日々執筆中。笑顔で余裕のある母でありたいと、ヨガやハーブを通して心身を整えることを大切にしています。無添加おやつ作りにも興味あり。

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