大豆

大豆の秘密♪お酒と一緒に大豆を食べるメリットとは?おつまみに欠かせない枝豆とお酒の関係も

大豆には、良質なたんぱく質が豊富に含まれていることをご存知でしょうか。別名「畑の肉」とも呼ばれるほど、体に嬉しい効果が期待できます。豆乳として飲んだり、加工食品を食べたりと、さまざまな方法で食事に取り入れられるので便利ですよね。この記事では、お酒を飲む際に大豆を食べると、どのような効果が期待できるか、ご紹介します。

お酒を飲む際に、大豆を摂るメリット

メリット①血糖値の上昇を穏やかにしてくれる

大豆製品に含まれる大豆たんぱく質は、血糖値の急激な上昇を穏やかにしてくれます。血糖値の急激な上昇は、その血糖値を下げようと、インスリンの分泌活動が増大するため、太りやすい体質になってしまったり、臓器の負担になってしまったりと、体に悪影響を及ぼします。居酒屋でお酒やおつまみなどの食事をする際には、一緒に大豆製品を摂取すると良いでしょう。

メリット②食欲を抑えられる

大豆製品に含まれる大豆たんぱく質には、食欲を抑える効果もあります。お酒を呑むと食が進み、ついつい食べすぎてしまった経験はありませんか?これは、お酒に含まれるアルコールは、食欲に関わる中枢神経を麻痺させてしまうためです。

そこで、お酒を呑む際の食べ過ぎを予防するために、たんぱく質補給が出来る大豆を活用しましょう。たとえば、牛乳よりも脂質が少ない豆乳を食前に飲んで、満腹感を与えておけば、食べ過ぎを防いでくれますよ。肥満防止にもつながるので、ダイエットを意識している方にとっても嬉しい効果ですね。

メリット③脂肪の吸収を抑える

大豆に豊富に含まれているサポニンは、満腹中枢に作用し食欲を抑え、腸内の絨毛を縮小させることで、糖質や脂肪の吸収を緩やかなものにしてくれます。また、脂肪は、腸から吸収されたブドウ糖が脂肪酸とつながることで蓄積されますが、それを防いでくれるアディポネクチンという成分の分泌を促すとされています。脂肪がつきにくく太りにくい体を作ってくれるので、積極的に大豆を摂り入れたいですね。

メリット④疲労回復を助けてくれる

ビタミンB1やB2には、糖質、脂質、たんぱく質などを体内で分解し、疲労物質に変わるのを防止し、エネルギーに変える効果があります。またカリウムは、ナトリウム(塩分)を体の外に追い出し、利尿作用も促します。鉄分は、血液を健康に保つために必要です。貧血を予防したり、新陳代謝を活発にして疲労を回復させたり、骨や歯を丈夫にする効果があります。

肝機能を高めてくれるオルニチンは、美肌やアンチエイジングの効果が期待できる成長ホルモンの分泌を促し、疲労物質がたまってしまうのを防いでくれます。サポニンも肝機能を高め、有害な毒素の分解を促進するので、疲労回復に効果的です。

メリット⑤リキュールとの相性も◎

豆乳で割るとおいしいリキュールをご存知でしょうか。例えばバナナリキュールは、バナナの甘い香りと、豆乳のまろやかな味わいがマッチして美味しいです。牛乳と割るのが定番のカルーアも、豆乳で割ることで、よりさっぱりとしたヘルシーな仕上がりに。ヘーゼルナッツやウイスキー、紅茶のリキュールなどもおすすめですので、ぜひ試してみてください。

食べすぎにはご注意を

肥満予防に嬉しい大豆ですが、食べすぎには注意しなければいけません。例えば、イソフラボンを過剰に摂取すると、ホルモンのバランスが崩れてしまうことがあります。また枝豆には、不溶性の食物繊維も豊富に含まれますが、摂り過ぎてしまうと腹痛を起こす可能性もあります。そして、枝豆には少量ですが、プリン体も含まれています。プリン体は尿酸値を増加させ痛風の原因になる可能性も。体に良いからといって食べすぎたりせず、適量を心がけましょう。

おつまみに欠かせない枝豆とお酒の関係

枝豆といえば、ビールのおつまみとして定番のひとつ。ほどよい塩気と、パクパク食べられるサイズ感で、ビールが進む一品ですよね。枝豆は、大豆が熟す前の状態で収穫されたもので、含まれている成分も似ています。

枝豆の主成分と言えるたんぱく質は、肝臓でアルコールを分解する時に必要とされる栄養素です。さらに、枝豆のたんぱく質には「メチオニン」という物質が含まれており、それには肝機能の働きを助け、アルコールの分解を促進する効果があるといわれています。また「オルニチン」という成分も肝機能を高める効果が期待できます。

「ビタミンC」や「ビタミンB1」といったビタミン類は、肝臓で行われるアルコール代謝に使われ、枝豆に含まれるメチオニンが正常に働くためにも必要となります。さらに、枝豆には、ビタミンに加え「レシチン」も含まれています。レシチンは、肝臓にある脂肪を分解する効果があるとされ、アルコールの分解で疲れた肝臓の働きを助けてくれます。このように、枝豆を食べると、アルコールの分解や、肝機能を助けてくれる栄養素がまとめて摂取できます。悪酔いや二日酔い防止に摂り入れたい方は、早めにオーダーするのがおすすめです。

まとめ

大豆には、お酒と一緒に食べると嬉しいメリットがたくさんあるといわれています。二日酔い防止にはもちろん、飲み会が続いて疲労を感じるときにも、体のサポートをしてくれる嬉しい存在です。記事の中でご紹介した、豆乳で割るとおいしいリキュールも試してみてください。

kanaho

kanaho

カフェ巡りが趣味のグルメライター。綺麗な景色や美味しいものを求めて全国をあちこち旅しています。写真を撮ることも大好き!

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